火曜日, 11月 13, 2007

老人と運転

先週、私の勤める病院の近所の法律事務所に車が突っ込んだ。ギャング映画ではない。おばあさんがアクセルとブレーキを踏み間違えたそうだ。幸い怪我人はいなかったそうだが、おばあさんはぶるぶる震えていたそうだ。去年カリフォルニアの大型スーパーの駐車場で、不思議な光景を見た。車の上に車が乗っかている。集まっている人に話しを聞くと、これも70代のおばあさんがアクセルを踏んでしまったそうだ。

北アメリカでは、都会でも田舎でも車がなければなかなか思うように身動きが取れない。田舎でも、広い駐車場が広がったハイウェイ沿いに大型スーパーのチェーンがでんと店を構えているので、なかなかお年寄りが押し車を押して行けるようなところにはない。お年寄りになっても車に乗らなくては仕方ない、というか、80代になっても当たり前のように運転している。

おばあさんが事務所に突っ込んだ話は笑い話のように伝えられたけど、なかなか笑ってもいられないなあと笑った後で思った。