火曜日, 11月 20, 2007

ハンターと鹿

11月中は鹿狩りが解禁なので、特にお天気のいい週末などはオレンジのジャケットを着たハンターのグループを見かけます。家からも時々パンパンと遠くで鉄砲を撃つ音が聞こえてきます。近くに住む友人に、散歩に行くときはオレンジのジャケットを着るようにと言われました。シンバにも犬用のオレンジのチョッキを着せるよう注意されました。シンバの色合いはちょっと鹿に似ているので、言われるまでもなく、先月にオレンジのチョッキを着せたのですが、次の日散歩に行ったときに、スカンクに接近して、ガスをまともにかけられて、おじゃんにしてしまいました。シンバはしばらく涙目で誰も近くに寄れない状態でした。これに懲りて白黒のストライプは要注意としっかり覚えたばずですが、どうか。

ハンターにも色々ですが、一般にあまりいいイメージは持たれていません。鹿は見栄えのいい動物で優雅に走る姿にほれぼれします。それから普通は家族で固まっていて、親鹿と子供たち数頭で見かけますが、狩りのシーズンが始まると単独で見かけることが多くなりました。可哀想に立派な角をもったお父さんが狙われるそうです。日本でも西洋でも狩りは歴史的にも王室や貴族のスポーツでも英国王室では今でも行われているし、テキサス州のブッシュ大統領も狩りが趣味のようですが、カナダでは教育を受けた人のスポーツではないようです。

それにしても車の運転をすると三回に一回は鹿を見かけます。夕方に巣に帰る時に移動するそうで、、ちょうど子供たちとクラブなどに送り迎えする時間帯と重なっています。ヘッドライトを浴びた鹿という、ことわざがあるくらいで、鹿は車が近くにくると、藪から飛び出してくることが多いそうです。川の近くなど鹿の通る道には年中、交通標識が立っていますが、最近は道理工事に注意と使うような、ネオンのついた、大きな看板が何箇所に立ちました。それでも、注意していても鹿は飛び出してきます。誤ってハンターに撃たれたとは聞いたことがありませんが、鹿をあてて事故にあったとはよく聞きます。ここ数年は鹿の数がまた増えているようです。小学校の遠足で奈良公園の鹿にお弁当を盗られて泣いていた子がいましたが、鹿の数をコントロールすることも必要なようです。