月曜日, 1月 15, 2007

中国語

大学の第2外国語に中国語を選んだ。英語はそれほど好きではなかったのでましてやドイツ語、フランス語ははじめたくなかった。それに点を取りやすいと聞いて、これはもう中国語しかないと思った。NHK中国語講座のテキストに載っていた広告を見て、夏休みに上海に3週間の短期留学に行ったのが1986年。20年前の上海は青い人民服の自転車が大通りを埋めるように走っていた。飛行機で2時間半の所にこんなに違う世界があるのかと新鮮な驚きだった。でも日本に帰ると、なぜ中国語を勉強するのかと不思議がられた。遅れている中国から何か学ぶところがあるのかと聞かれた。

今、なぜ中国語を勉強するのかと聞く人はいないだろう。この20年の間に中国は日本にとって大きな存在になった。そして、対日感情、対中感情は過去20年で最低という。私は日本人なのでもちろん日本を応援しているけど、中国の偉大さにも敬服している。中国は表面的には大きな問題がたくさんあって、対応するのが難しい国だと思うけど、根底を流れるものにはすばらしい哲学、文明のある国だと思う。